【WCS2023シニアカテゴリ/TOP16】ガラル鳥ビート 【ダブルバトル】
はじめに
にゃおはようございます。タモリ03と申します。ダブルバトル、レギュレーションDで行われたWCS2023シニアカテゴリにて、Day1:4-0、Day2:5-2スイスドロー8位、決勝トナメ:TOP16で終われたので構築記事を投稿します。
今大会は、レギュレーションDのガラル三鳥に可能性を感じましたが、周りが誰も使っていなかったので使ってみることにしました。
使用構築&PokePaste
https://pokepast.es/0e172908b536d845
構築経緯
OTSBO3は構築運ゲーという個人の見解がありました。なのでとりあえずシニア勢はどういう構築系統を好むのかを調べたところ、ちょっと古めのスタンを好む傾向にあると分かりました。この傾向からWCSに置き換えて考えた時に
ゴリラドラン : 6割
サフゴドラゴビート(EricRiosパ及びアンセナパ) : 3割
で分布すると考えてました。
なのでこの構築たちにバチくそ強いガラルファイヤー軸で挑むことを決め、海外のレンタルをアレンジして完成。
個体紹介
サンダー(ガラル)
特性:まけんき
性格:いじっぱり
持ち物:こだわりスカーフ
テラス:はがね
実数値:166(4)-194(252+)-110-94-110-152(252)
技:ローキック / ブレイブバード / テラバースト / とんぼがえり
カミユイツツミパオ、またそれらを抜こうとするスカーフランド及びラオスに対して高圧的に立ち回れるポケモン。特にカミ+威嚇+やバレル+上記ポケ+で立ち回るタイプに対して高圧的に戦え、汎用性も高い。また、ブレイブバードはランクマ上位15体の内、ドラン・サフゴ以外の全てのポケモンに一貫しており、OTSで重要な''テラス切らせ性能''が大変優れている。ガラルサンダーに注目できないプレイヤーはこのゲーム向いてない。それくらいには強い。
鋼テラスは純粋な耐性変化に優れている。ローキックはインファが拘るのに弱い点とパオに強い点から採用。テラバーストに関してはあまり使用しないものの、OTSで見せておくことで相手視点はブレバでカミが落ちないからテラバを入れてるのでは?という予想になるため使った。パオカイにも一貫を取れるため意外と強い。
A252+パオ氷柱確定耐えカミに対してブレイブバード90%~106.9%(43.8%で確一)
H244,B244+のモロバレルに対してブレイブバード90.9%~107.3%(43.8%で確一)
H252霊ランドロスに対して+1ブレイブバード90.8%~107.7%(50%で確一)
B4振りイーユイに対してローキック107.7%~129.2%(確一)
ファイヤー(ガラル)
特性:ぎゃくじょう
性格:おだやか
持ち物:オボンのみ
テラス:はがね
実数値:192(212)-94-125(116)-130(76)-160(4+)-123(100)
技:もえあがるいかり / わるだくみ / エアスラッシュ / まもる
ガラルサンダーでキツイ、ドラン及びサフゴに対して、高い特殊耐久と上からの怯み圧で優位に立てる枠。特に、対ゴリラにおいて、ゴリラ側は打点を持たないため起点にすることが可能。流行りの構築に対して十分に活躍してくれた。
鋼テラスはサフゴドラゴを完封するため。純粋に耐性も偉い。
テツノカイナ
特性:クォークチャージ
性格:いじっぱり
持ち物:とつげきチョッキ
テラス:ほのお
実数値:237(60)-187(76+)-129(4)-63-118(236)-87(132)
技:ねこだまし / ドレインパンチ / ワイルドボルト / ヘビーボンバー
義務枠。相手のカイナよりも早く猫を打つことでファイヤーの行動回数を稼げるため、Sを多めに。ボルチェンにすると相手のフェアリーが重すぎるのでしゃーなしのヘビンボ採用。ほぼ全試合出す。
炎か水は選択だが、相手のハバカミに少し圧をかけれる点を評価して炎。どちらでも。
特性:さいせいりょく
性格:ずぶとい
持ち物:ゴツゴツメット
テラス:みず
実数値:219(236)-54-121(156+)-105-115(116)-50
技:いかりのこな / かふんだんご / キノコのほうし / まもる
水テラで無理やり動いてきたラオスに対して+G鳥2体だと重いカイナに一定の圧をかける枠。相手のバレルを絡めたサイクルに対しても役割を持てるため非常に有用。
ランドロス(れいじゅう)
特性:いかく
性格:いじっぱり
持ち物:ぼうじんゴーグル
テラス:みず
実数値:193(228)-187(36+)-111(4)-112-117(132)-125(108)
技:じだんだ / がんせきふうじ / とんぼがえり / まもる
G鳥2体だと重いカイナに一定の圧をかける+ガチクレセ用。マスターカテゴリで流行ってたカイナバレルに対しても大変動きやすい。岩封はS操作で隣を動かしやすくしたり、横のカイナに打つことでトリル下でクマの上を取ったりするなど汎用性が高い。
ハバタクカミ
特性:こだいかっせい
性格:ひかえめ
持ち物:ブーストエナジー
テラス:フェアリー
実数値:141(84)-49-88(100)-187(116+)-156(4)-181(204)
技:ムーンフォース / シャドーボール / みがわり / まもる
義務枠。スイープで使うのが1番強いとレギュCの頃から思っているのでCブーストの技2つ補助技2つ。特に身代わりはレギュCの頃から使っていたが寿司や低速サイクルに対して確実に刺さるため採用した。
D4振り水テラスウーラオスに対してC活性ムーンフォース91.4%~108.6%(乱数50%で確一)
選出
対ゴリラドラン
+or
裏自由
ドランの一貫を作られるとしんどいため、ファイヤーのテラスタイミングを考えて立ち回る必要がある(集中以外は大抵耐える)。
対サフゴドラゴ
+
+
トルネを追い風最終ターンまで倒さないようにする、ゴリラにはファイヤー、サフゴにはカイナ、ドラゴにはカミ(ブーエナ無しでも火力は出る)、ウーラにはバレルを合わせる。
対追い風
カイナ +バレル or ファイヤー or サンダー
裏カミ+ 自由
カイナ展開で霊テラを切らせ、横のファイヤーもしくはハバカミでスイープしていくのが狙い。特にトルネはカイナをあまり削れないかつ、動きにくいのである程度放置し、追い風最終ターンに倒すと良い。
対ガチクレセ
カイナ + カミ or ランド or バレル
ランド or バレル+なんか
猫+身代わりがクレセ系統に対して最も効果的な対策だと思っているのでそれを狙う。ただ一撃で粉砕される構築であり、安定行動は存在しないため臨機応変に立ち回る必要がある。
対カミユイ
カイナで圧をかけたり、サンダーでブレバを打っとけばだいたい誤魔化せる。
対パオ及びツツミ
カイナの横でヘイトを上手く買いつつ処理する。
対壁
系統にも寄るため選出は変わるがファイヤーに対してソルクラがウザイので横で圧をかけるのがコツ。
対カイナバレル
後発ランドで流す。
対パオカイ
カミとカイナでどうにかする。それでも選出択+守る択が無限に発生するので慣れるのが吉。
重いポケモン
妖テラバドラン(△)、ツツミ(△)、パオ(△)、ガチクレセ(△)、パオカイ(×)、使用率20位圏外マイナーポケモンたち<やぁ
スペシャルサンクス
ガラルファイヤーを貸してくれた兎もち師匠、付き添い人になってくれたたっぴーさん、ダブルバトルの存在を教えてくれたれーしきさん、死ぬほど個体とテラピくれたリア友、ガラルサンダーをくれたどっかのGTS中国人、そして応援してくれた沢山の方々、本当にありがとう。
最後に
ダブルバトル自体を去年の11月から初めて約半年ちょっとでここまで来れるとは正直思ってませんでした。賞金は20万円ちょっとで旅費とトントン位の金額でしたが、色んな経験が出来て良かったです。ダブルバトルは1回離れてユナイトの方に集中しようと思っていますがまた会う機会があればよろしくお願いします。ではまた。
(途中ゲーム向いていないなどといった発言をしましたが、この発言はリドルchan様が仕向けた発言であり、私は一切の責任を負いかねます。どうぞよろしくお願いします。【参考:構築記事添削動画-リドルchan】)
WCS試合記録
[Day1] スイスドロー
初戦:ゴリラドラン、PSで勝ち
2戦目:キツめなパオカイアグロ、逆鱗守る方に飛んで運勝ち
3戦目:サフゴドラゴ、構築勝ち
4戦目:ガチクレセ、噛み合って勝ち
[Day2] スイスドロー
初戦:パオウーラカイナバレル、構築で勝ち
2戦目:雨パオウーラカイナバレル、サンダー強くて勝ち
3戦目:追い風サフゴリラ、2連守決めて勝ち
4戦目:追い風アグロ(カミユイツツミパオウーラ)、氷柱避けて勝ち
5戦目(パブビュ配信卓):アンセナパ(サフゴドラゴ)、練習で勝率100%構築だったのにプレミしまくって負け。でも構築相性的にはボロ勝ち
6戦目(パブビュ配信卓):ゴリラドラン、妖テラバだったけどギリ構築勝ち
7戦目:ガチクレセ+カイナ、お相手上手いし構築辛いしで負け
[TopCut]
1戦目:追い風+ゴリラ妖テラバドラン、有利マッチアップだったけど純粋にPS負け。完敗。
需要0の今大会の感想
正直、環境読みが的中しすぎていて自分で驚いていた。特にDay1、Day2午前は構築のおかげでしか勝っておらず、構築運ゲーが大分上振れていたと思っている。読みも本当に全くしていない。ただ、Day2の午後からは単純に相手のレベルが上がったというのと、会場が寒い+まともな食事が取れないまま一日を過ごすスケジュールだったため、まともにプレイする気も起きず悔しい結果で終わってしまった。特に午後2戦目の歯茎さんとの試合においては、練習段階で負けなしのアンセナパに負けてしまい、本当に心が弱気になってしまったと思う。トナメ1戦目も超余裕進研ゼミ既視感構築だったのにプレミで負けてしまい悔しい内容で終わった。
↑トナメ1戦目スト負けした後の僕
結局何が言いたいのかと言うと、自分のプレイに集中することがゲームにおいて1番重要だし、そのために環境や相手に依存しないプレイングを出来るよう日々訓練する必要があると思う。そのためにも心をリセットにできる"ルーティン"は本当に作った方がいいなって思った。
それと横浜は最悪の湿度気温なので住みたくないなって思ったまる(横浜県民の皆さん申し訳ございません)