SVダブルレギュレーションC 【シニアカテゴリ予選③2位/本戦抜け】スタンディンルータクン

 

【はじめに】

にゃおはようございます。タモリ03と申すものです。PJCS第三回予選シニアカテゴリにて2位、本戦にて自集計12-6、再本戦にて8-2を達成できたため、パクリ構築でありながらも記事を書いてみようと思います。よろしくお願いします。

 

 

サムネ用↑

 

 

【使用構築&PokePaste】

第三回+本戦①

https://pokepast.es/c659318f9dbc5b59

 

本戦②

https://pokepast.es/a5f60e13391b241e

 

 

【構築選定までの流れ】

ポケモンのソフトを購入したのがXY以来で初めてのVGCシーズンでした。そんな僕が世界大会に出場したいと思い、レギュC発表から第二回公式大会予選までどっかのリミットレスの大会で見つけた、セグレサイクル構築()を使用し続けていました。ただ、第二回予選でこの構築の限界を感じました。というのも、

・ノオーツツミやディンルーカイリューといった新たな並びにセグレイブが微妙

・物理ゴリゴリ環境から特殊メインへの環境変化

・威嚇や活性パの増加に対してチョッキディンルーが渋い

・展開が遅く、BO1に向いていない

・マンネリ

といったことを感じたからです。

そのため、本戦ではBO1に特化したギミック系、初見殺し系を使いたいと考えました。第三回予選一週間前から本格的に環境考察を始め、特に弱保ツツミ+スカーフボルチェンワダチといった構築を考察していました。ただ、自分が作った構築があんまりしっくりこないというのもあり、保険になる構築も同時に探していました。

そんな時に見つけたのが、SableyeVGCさんがGC大会の配信で使っていた鉢巻ディンルー+ドータクン(Pokémon-Icon 1004.png)の並びです。この構築は単純な技選択と単純な選出でも割と勝てる魔法のような構築でした(思考停止命中100威力100の全体技は初心者救済過ぎるんだわ)。

また、以前まで使用していたポケモンと一部一致していたため、お試しがてら第三回予選にこの構築でエントリーしました。彼の配信を一応全部見ていたので正解の動きは何となく理解していましたが、予選では正直脳死地震か雪崩連打してました。体力づくりのためにも45戦消化してみたんですが、なんと二位を取れたためこの構築一本で本戦も出場することにしました(さようならワダチ君)。

その後はひたすらSDで練習してました。ある程度きつい構築(天候パや、初手にパオカイ出してくる輩、不意の挑発)はありましたが、なんとか行けるやろw精神で本戦に挑みました。

 

 

【単体紹介】

ポケモン名@持ち物 テラス

 

性格:実数値(努力値)

 

 

所感            の形式

 

 

 

ディンルー@こだわりはちまき 草テラス

 

勇敢: 243(100)-178(252)-145(0)-x-120(156)-45(最遅)

 

地震 地団駄 岩雪崩 地獄突き

 

単純にキャラが強すぎました。地震が5割、雪崩が4割で残りワイガや味方殴り対策という感確じでした。火力はH振りオボンウインディ地震でギリ2確出来るくらいだったので特に調整する必要はないと思いました。耐久も弱点技一発は耐えれるくらいで十分だと思いました。草テラスは気持ちよく地震連打させてくれないモロバレルの存在を嫌ったものですが、ヘイラッシャやイルカマソの水技にも強く出れる点はよかったです。

基本はギャラかドータクンと先発で出しますが対面性能も最低限あるのでたまに後発に出します。イッカコノヨやサーフゴー系統などの中速中耐久、ディンルーカイリューや単ラッシャなどの低速高耐久に対してはギャラディンルーの手助け地震が安定していましたし、ツツミハバカミや活性パといった高速系にはドータクンと並べて地震(裏がパオカイなら雪崩)+トリルが強かった。一応横に並べればギャラはフリドラ耐えますし、ドータクンはハバカミの眼鏡シャドボ耐えるようになります。

 

 

 

モロバレル@オボンのみ 水テラス

 

呑気: 220(244)-x-133(244)-105(0)-103(20)-31(最遅)

 

怒りの粉 胞子 クリスモ 花粉団子

 

普通のモロバレル。キャラが強い。粉胞子花粉までは確定、クリスモはお気持ち寿司対策で入れました(守る欲しい場面も少ないので)。努力値はほぼHBですが理由として、ハバカミに来る物理打点をいなせるようにしたかったからです。水テラもまあまあな頻度で打ってましたが、ギャラとのサイクルを意識したい場合電気技が一貫してしまうので注意です。

基本的に後発でハバカミと出していました(スイープサポート)。ですが、相手にギャラがいる場合だけ先発において、粉+巧みや粉+トリルのプランを通してました(展開サポート)。

 

 

 

イーユイ@きあいのタスキ 草テラス(再本戦では霊テラス)

 

臆病: 147(132)-x-107(52)-164(68)-141(4)-167(252)

 

熱風 悪波 巧み 守る

 

補完枠。壁キョジや毒軸に強く出れるという部分、構築単位で重い草テラカイナや霊テラキョジに強く出れる点が良かったです。技構成はテンプレですが、霊テラにするなら残飯で悪波を身代わりする方がカイナバレル系統を完封できるのでそちらの方がよかったかもしれません。努力値はもともと臆病CSぶっぱでしたが、火力が過剰だと感じていたため、D252チョッキ草カイナに+2熱風が確1ラインまでCを落としてHとBに振りました。割と威嚇込みで等倍技は耐えてくれたので良かったです。

選出回数は少なかったですが、出すときは相手の草テラスが露骨につらい時に後発で、役割対象の高耐久系に対してはバレルとセットで先発に選出してました。後発ハバカミイーユイもありだと思いますが、ハバカミイーユイで勝てる相手にはバレルイーユイやバレルハバカミで勝てると思うのであまり信頼していないというのが正直な感想です。

 

 

 

ハバタクカミ@ブーストエナジー 妖テラス

 

控え目: 141(84)-x-101(204)-177(44)-156(4)-177(172)

 

マジシャ シャドボ ムンフォ(再本戦ではトリル) 守る

 

リバティ産。とにかくスイーパーとして強すぎました。一応技構成はマジシャ+シャドボで最低限スイープ性能を残しつつ、トリルを持っていれば流行りそうだった追い風構築に強く出れると思ったため採用しました。ただ、追い風要員+サフゴで詰むので微妙だったかもしれません(ムンフォや身代わりが無難に強そう)。妖テラスはスイーパーとしてリーチが伸びる部分が良かったです。

相手にハバカミがいる、もしくはパオカイがいるときにバレルorギャラと共に後発で選出していました。特に先発のディンルー+ギャラで荒らしたのちに死にかけのギャラの手助け+マジシャで一掃、相手の後発に対して粉シャドボで〆るという動きが強力でした。先発ではほぼ出していませんでした。

 

ギャラドス@マゴのみ 鋼テラス(再本戦では毒テラス)

 

慎重: 202(252)-148(20)-118(148)-x-143(76)-103(12)

 

滝登り 挑発 電磁波 手助け

 

普通のHDギャラ。守るは特に必要ないと思ってたので手助けにしましたが手助けがまーじで強かったです。電磁波、滝は確定ですが、挑発はClosed BO1ではあまりにも弱いと感じていたため、雨パ対策兼イーユイ火力増強のための日本晴れなどもありだと思います。努力値は素早さ以外良かったですが、素早さが-2最速ツツミと同速だった(1敗)ため、もう8振る必要がありました(今大会一番の後悔)。鋼テラスはバンギルガンに強く出れますが、結局ディンルーで地震打った方が丸いと分かったため、ツツミイーユイケアの毒テラスにしました(まぁ100戦くらいやって一回もこいつにテラスきりませんでしたが)。

選出は相手にイダイナキバorバンギルガンor寿司がいるときは確定で出していましたがそれ以外は雰囲気で出したり出さなかったり。ダブル初心者としては少し扱うのが難しかったため、言語化できません。すみません。

 

ドータクン@ぼうじんゴーグル 妖テラス

 

生意気: 173(244)-109(0)-156(156)-x-165(108)-34(最遅)

 

ジャイロボール ボディプレス 鉄壁 トリル

 

なんかしらんけど強い枠。技構成は一般的で努力値振りも一般的なので省きます。とりあえず初手トリルで暇あったら鉄壁積んどけばいいと思います。テルさんが構築動画上げてくれたおかげで、あまり挑発打たれないので警戒しなくてよいと思います。手助けも候補ではありましたが、鉄壁ボディプレで4タテした試合もあったため、無難に鉄壁でいいと思います。テラスは初手のイーユイハバカミに対して強く出るために毒テラスにしてました。ですが、毒テラスは相手のイエンアルマ系に弱かったため、格闘半減(カイナ意識)かつ水等倍(ツツミ意識)の一つであった妖テラスにしました。とにかく耐性変化できればいいと思いますが。

選出は先発にしか出しません。後発で出しても空気だと思っているため先発出し安定です。

 

【その他】

ここからは勝敗に関するデータや基本選出などを書いていきます。

 

SD上でのデータ(PASRS - V2.2 - Google スプレッドシートを使用しました)

 

SD上での戦績: 14-7(記録できている範囲なため、正確にはもう少し試合数は多い)

 

第三回予選: 37-8

本戦: 12-6

再本戦: 8-2

 

まず、バレルの選出率が異常に高いことに驚いた。そして次にドータクンの勝率の高さ。これもすごい。

選出率に差はあったものの、露骨に勝率や選出率が低いポケモンが少ないというのは、最低限補完は出来ていた証拠なのかなと思います。

 

 

-選出パターン-

1. 相手にギャラドスがいる or 壁始動キャラがいる

→イーユイ+バレル、ギャラ+ディンルーorハバカミ

 

2. 相手にコノヨザル or イッカネズミ or ヘイラッシャ(寿司含む) or ディンルー (場合によっては3でも良い)がいるとき、もしくは相手がイエンアルマ系統ではないガチトリル構築の場合

→ギャラ+ディンルー、バレル+ハバカミ or イーユイ

 

3. 相手に草 or 霊テラスするであろう高耐久ポケモンがいるとき

ドータクン+ディンルー、イーユイ+選択@1

 

4. 上記以外

ドータクン+ディンルー、バレル+ハバカミ

 

 

 

あくまでも傾向であるため、必ずしもこの選出パターンであった訳では無いが、大体このパターンで選出していました。

パターン1は、粉+巧みから裏のギャラで電磁波や手助けといったサポートをしていき、イーユイを通します。

 

パターン2は、イッカコノヨに対しては手助け地震、ヘイラッシャに対しては草テラ+電磁波で対応しましょう。この時、相手にキラフロルが出てきた時は相手に2回動かれないように集中しましょう。

 

パターン3、4は、初手のテラス択になりがち(特にイーユイハバカミやイーユイツツミなど)ですが、高速系全般にドータクンが強いため、捨て出しのバレルと共に鉄壁の起点にできます。そのため、迷ったらドータクンにテラスをきるといいです。ただし、相手の構築にバレルがいる場合はディンルーに草テラスをきりましょう。トリルを打ちながら、ディンルーは後発に対して一貫した技を打ちましょう。この時初手にウインディが出てきたらバレルバックしましょう。鬼火は痛いです。

 

 

【さいごに】

ここまで読んでいただきありがとうございました。自分にとっては勝ちにこだわって、満足できる結果となったためうれしい限りです。SVから対戦を始めた私がここまで来れたのもたくさんの方の支えがあってのことなので、その点は本当に感謝したいと思います。改めまして、ダブルバトルを教えてくれたれーしきさん、考察配信や事前準備で刺激をくれたたっぴーさん、構築共有してくれたSableyeVGCさん、構築記事を書くときに参考にしたれーしきさん及びかっぱさん、個体提供してくれたリア友の方々、ありがとうございました!

 

配信のアーカイブURLを置いておくので、もし使ってみたい方がいれば参考にしてもらえると嬉しいです。ではまた。

 

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